知っておきたい!美容師の雇用形態と注意点 | and Bjob(アンドビージョブ)

知っておきたい!美容師の雇用形態と注意点

働く上で必ず最も重要ともいえるものの一つが雇用形態(労働条件や給与形態)です。
今回はその雇用形態の種類とそれぞれの注意点についてお話ししたいと思います。

〇雇用形態の種類は大きく分けて3つあります。

①正社員雇用 ②アルバイト・パート雇用 ③業務委託

①の正社員雇用は最もポピュラーな雇用形態で、大半の方がこの雇用形態だと思います。

②のアルバイト・パート雇用(限られた日数での勤務・時短勤務)
こちらも主婦の方やお子さんがいる方には多くいらっしゃるのではないでしょうか。

③の業務委託については、近年増えてきている形態で、
直接雇用ではなく個人事業主としてサロンと業務委託契約を結ぶ形態です。
(業務委託を受け入れているサロンをセット面を貸すことから【面貸しサロン】とも呼ばれています)

それでは、ここからはそれぞれの雇用形態について見ていきましょう。

●直接雇用
メリット:会社として運営しているサロンであれば、固定給もしくは最低保障給があり、社会保険等の加入や福利厚生などが
     完備されている。

注 意 点:会社によっては法人化しておらず、社会保険や福利厚生が無かったり給与形態も歩合で給与が大きく変動したりする
     場合があるので、契約を結ぶ際は必ず事前に確認しておきましょう。
     また、就業時間等も時給では無い為、曖昧なサロンが多いのも実情です。
     営業外の練習やミーティング等もどのように行って行くかも確認しておきたいところです。

●アルバイト・パート雇用
メリット:自分に合った働き方が出来る。勤務日数や勤務時間に融通が効く。
     時給のケースが多く、安定した収入を見込める。

注 意 点:働く時間にもよりますが、社会保険等の加入が難しい場合がある。
     時給の為、練習時間やミーティングの参加があるのか、その際の時給が発生するかどうかを
     事前に確認しておきましょう。

●業務委託
メリット:完全歩合制でバック率が高い(売上の40%~60%)
     そのためやった分だけ収入が増える。稼ぎやすい。
     大体の場合が日払いでもらえる。
     基本的には勤務日数や時間が自由。

注 意 点:完全歩合制の為、給与が安定しない。
     ただし、最低保障をしてくれるサロンもあるので、事前に最低保障の有無を確認しましょう。
     合わせて、確認したいのが集客面。暇なお店だとまったく稼げない場合もあるのでどのくらいの売り上げが見込めるのかも
     確認しておいた方が良いでしょう。

     また、サロンによっては正社員と業務委託が混在しているところもあるので、
     対応の違いやミーティング参加の有無等も確認しておきましょう。

     最後に、業務委託は個人事業主扱いになりますので保険等の加入や確定申告等をすべてご自身で行わなければなりません。
     特に正社員から業務委託に切り替える際は、国保への加入手続きや確定申告を忘れないよう注意が必要になります。

以上が、各雇用形態のメリットと注意点になります。

それぞれ、メリットやデメリットはありますが、自分の働き方・目指す方向性に合った雇用形態を選択して
少しでもご自身の夢や目標に向う為の参考にしていただければと思います。

ただ、労働条件や給与形態ももちろん最重要事項ですが、一番はどれだけ美容師を楽しめるかだと思います。
自分のモチベーションを上げるためにも、やりがいの感じることが出来る雇用形態の選択をお勧め致します。